|
ニッケ全日本テニス選手権81st
男子シングルス
2回戦
杉山記一 VS 守屋宏紀
|
|
●単品購入価格…有料会員:¥0(税込み) 無料会員:¥216(税込み)
●再生時間…32分28秒 ●ダウンロード可能時間…購入後 72時間 |

第4シードの杉山に挑んだ16歳・守屋。
暖かい南風が吹き荒れるセンターコート。守屋の高いトスは、強風の影響で大きくぶれた。不安定なサーブがリズムを崩した。第1セット、1-3からラブゲームでブレークバックし、2-3とした守屋。次のサービスゲームが分岐点になった。デュースを6度繰り返したこのゲーム。最後は守屋がダブルフォールトを連発し、サービスダウン。2-4と離され、引き寄せかけた主導権を手放してしまう。
サーブに苦しんだのは杉山も同じ。しかし、さすがに世界で揉まれている選手。杉山は手堅いグラウンドストロークを打ち続け、要所ではサービスエースをたたき込む。
第4シード相手に、この試合内容は守屋の潜在能力の高さを示している。バックハンドのダウンザライン、ときおり見せた高い打点からのフォアハンド、ハッとするようなショットが何本もあった。安全運転の杉山を、ストローク戦で押しまくった。「グランドスラムとか、海外の試合で1回でも多く勝っていきたい。全日本も、出場できたら今年よりもっといい成績を出せたらいいと思います」。静かな口調で、しかし、はきはきと、守屋は来季に向けての決意を語った。
JTA公式メルマガ「テニスファン」より抜粋 |
|