バルセロナ留学中には、F.C. バルセロナのカンプ・ノウ・サッカースタジアムに何度も足を運んだ。さすがは、サッカー王国スペイン。9万8千人を収容するスタジアムが満員になることにまずは驚かされた。有明コロシアムの10倍のキャパシティだ。この多くの観客を前にプレーすることで、選手たちは成長してゆくのだ。
観客には高齢者も多い。彼らの試合の見方が興味深い。もちろん自分のホームチームを応援をし、相手チームをヤジる。しかし、ホームチームの選手のプレーが気に入らなければその不満を声にする。プレーが緩慢だったり、走り込めば取れそうなボールに食いつかなかったりすれば、厳しくしかる。観客が玄人の目を持っているから、選手もいい加減なプレーができない。
では、テニスの場合はどうだろうか?
テニスをみることが文化となるような玄人の見方を伝えたい
ウィンブルドンやUSオープンの満員のセンターコートでも、称賛もあればブーイングもある。近年は日本の有明コロシアムでも素晴らしいプレーが多くみられる。フェドカップでは2006年のワールドグループ入りを賭けたオーストリア戦での応援はうれしかった。男子のデビスカップも同様で、国別対抗戦で日本テニスを応援しようという機運は、確実に高まってきている。 |